日本の伝統工芸品をオンラインショップで買う時のポイント

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伝統工芸品ってどこで買うの?

皆さんは伝統工芸品を購入する時はどこで購入されていますか?
これまでは伝統工芸品を購入するとなると百貨店や専門店へ行き品定めをして来たと思います。
しかし、忙しいビジネスマンにとっては片道1時間掛けて首都圏の百貨店へ行きあるかないか分からない商品を探しに行くには手間と時間が掛かりあまり効率的とは言えないでしょう。
そこでこちらのページではインターネットからでも安心して伝統工芸品の購入ができるように選ぶ際のポイントを解説して行きます。
「海外出張へ行く時に日本からのお土産を渡したい。」「取引先の社長が新しく就任したのでお祝いの品を贈りたい。」と思った時に、すぐに使える役立つ情報をご紹介します。

伝統工芸品をオンラインショップで買うメリット

大手モールや日用品などネットショッピングは、すでに多くの人が使うようになったわけですが、伝統工芸品となるとそれなりに値段も高く、普段あまりじっくりと見ることもないので期待通りの商品が到着するか分からないなど不安な事もあるでしょう。
そこで安心して伝統工芸品をオンラインショップで購入できる6つのポイントを整理してみます。

  1. ショップで取り扱われている商品数が多い
    • 伝統工芸品をオンラインショップで購入するメリットの1つ目は、「ショップで取り扱われている商品数が非常に多い」ということです。
      リアルの店舗なら、取り扱い点数に限度があります。売れ筋を中心に並べたいということと、お店の面積が限られているためです。売れやすい商品を並べた方が、売れにくい商品を並べるよりも儲かります。
      しかし、誰もが「売れやすい商品」を求めているわけではありません。ネットショッピングなら「売れにくい商品でも、店頭ではなく倉庫に置いておけば良い」ため、販売商品として取り扱われている場合があります。そのため品揃えが非常に多くなるわけです。
  2. 時間を気にせず、いつでも注文できる
    • 伝統工芸品をオンラインショップで購入するメリットの2つ目は、「時間を気にせず、いつでも注文できる」ということです。オンラインなので、24時間いつでも注文をすることができます。「この時間は、まだお店はやっているかな?」などと心配をする必要がありません。
      もちろん、「問い合わせをして、回答をもらう」といった人手のかかる作業であれば、営業時間内での対応になります。しかし小さなオンラインショップなら、営業時間外でも対応をしてくれる熱心な店長さんが意外といるものです。
      24時間いつでも注文できるのは、ネットショッピングの大きなメリットと言えるでしょう。
  3. いちいち店に行かなくても良い
    • 伝統工芸品をオンラインショップで購入するメリットの3つ目は「いちいち店に行かなくても良い」ということです。注文をすれば、あとは配達されてくるのを待つだけです。大きな荷物や重たい商品でも安心です。
      中には、期間限定のキャンペーンをやっている店や、一定金額のまとめ買いで送料を無料にしてくれる店もあります。忙しいビジネスマンなら、わざわざ店に行かなくても良いというのは、大きなメリットです。
  4. リアルショップより安く手に入る場合も
    • 伝統工芸品をオンラインショップで購入するメリットの4つ目は、「リアルショップより安く手に入る場合がある」ということです。
      リアルの店舗には相応の運営コストがかかります。スタッフを雇い、ショップの賃貸契約をする必要もあります。しかしオンライン店舗なら「場所」をかかえる必要がありません。低コストで運営できるため、商品価格も安くすることが容易になります。
      また検索機能を使って価格比較をすれば、安い商品を探すのも簡単です。リアルショップなら多くの店を訪問して回らなくてはいけませんが、オンラインなら一発検索です。ネットショッピングなら、リアル店よりも簡単に安く手に入れることができるわけです。
  5. スタッフと面倒なやりとりをせずに済む
    • 伝統工芸品をオンラインショップで購入するメリットの5つ目は、「スタッフと面倒なやりとりをせずに済む」ということです。リアルで顔を合わせる必要がないため、挨拶をかわしたり、「何をお探しですか?」といった質問をされる心配もありません。
      「お店で声をかけられるのが煩わしい」と感じる人は意外と多いものです。ネットショッピングなら、スタッフとの面倒なやりとりをする必要がありません。そのため、店頭なら購入するのが恥ずかしくなるような商品も、オンラインなら簡単です。
      スタッフと面倒なやりとりをせずに済むという点は、ネットショッピングのメリットとして意外と大きなポイントではないでしょうか。
  6. そもそもリアル店舗で販売されているもの
    • 伝統工芸品をオンラインショップで購入するメリット6つ目は「商品は百貨店で販売されているものと同じ」と言う事です。
      伝統工芸品をオンラインショップで購入するとなるとどうしても「大丈夫かな」「イメージ通りのものかな」など不安になることも多くあると思います。
      ただ、よくよく考えて見るとそれは百貨店などのリアル店舗でも同じものが販売されている可能性が高いので、伝統工芸品そのものに関しては信頼できるものだと思います。あとは、各ショップのサービスや会社概要などをよく見て購入されれば安心してオンラインショップからでも購入できるでしょう。

自分で持って行く?運送会社で送る?

伝統工芸品をオンラインショップで購入する際には、「運び方」、「送り方」についても考えておいた方がいいでしょう。
特に海外へ日本の伝統工芸品を送る場合には以下の点を確認しましょう。

  • ハンドキャリーで持参する場合
    • 先ずハンドキャリーで自ら海外のお客様へ持って行く場合に考えなければいけないことは、飛行機内に手荷物として持って行けるかどうかと言う点でしょう。
      航空会社や空港によりますが、例えばJAL国際線のビジネスクラスであれば「個数:3個、1個当たりの重量:32kg/個、3辺(縦・横・高さ)の和A + B + C 203cm以下」などの決まりがあります。
      ハンドキャリーで自分の荷物以外に記念品を持って行くというのは一見大変な気もしますが、これが一番安全で一番安い方法だと思います。
      荷物の受け取りに関しても成田空港や羽田空港で直接受け取れるカウンターもありますので、工夫次第でほとんど荷物を持たずに行けるかもしれませんね。
      弊社の商品で過去に大きすぎて断られたと言う事は聞いたことがございませんが、詳しくは各航空会社や空港でご確認ください。
  • 運送会社で送る場合
    • こちらはいろいろやり方はございますが、「安全・料金・スピード」のバランスを考える必要があるでしょう。
      私の知る限り一番安い方法は、郵便局のEMS国際スピード郵便だと思います。
      EMSは世界120以上の国・地域にお届けが可能で、インターネットからでも簡単に料金や日数が計算できます。
      例えば、東京からシンガポールへ重さ5キロの置き物を送ったとすると、「料金6,300円、日数2日」と出ます。
      安全面ももちろん考慮が必要ですが、上記の内容を見るとかなりお安く、しかも早く送ることができそうです。
      その他、関税や保険、ワシントン条約該当品、IATA航空危険物などのチェックもお忘れなく。
      弊社では海外への直送は承っておりませんが、海外発送を予定されているお客様には 少量であればEMS国際スピード郵便、大量であれば日本通運をご紹介させていただいております。
      詳しくは各輸送会社へご相談ください。
  • 梱包、荷姿について
    • 梱包、荷姿についても気を付けましょう。
      海外発送では荷物の破損を防ぐためには、何より厳重な梱包をすることが大切です。
      内容物には緩衝材を巻くなどし、そのうえで梱包に使う段ボール箱などと内容物の隙間には新聞紙やチラシなどを丸め、しっかりと固定するようにしましょう。
      また、日本から海外へ荷物を持ち運ぶ時には必ず税関で荷物の検査を受けます。
      その際にスムーズに通関できるように予めインボイスを確認しておくと良いでしょう。
      (インボイスとは=特に貿易において,荷送人が発送貨物の品名・数量・価格・代金の支払い方法,その他売買・船積み・保険に関する事項などを記して,荷受人に送付する明細書のこと。)
      伝統工芸品は、職人が一つ一つ手作りで時間を掛けて作るような繊細なものがほとんどですが、中でも壊れにくく、丈夫で、持ち運びにも便利な商品を選ぶといいでしょう。

海外への贈答品にも伝統工芸品が選ばれています

近年の日本への関心の高まりや理解の深まり、さらにはネオ・ジャポニスムの静かな広がりも手伝い、海外において日本の製品や商品への関心は確実に広がってきています。
親日的で日本通の外国人も増え、流暢な日本語を話す外国人に出会って驚かされることも実に多くなりました。
国指定の伝統的工芸品にしても、都道府県指定の伝統工芸品にしてもそれ自体が一つのブランドとして国際的に認知されているとは言い難いですが、それ以上に品質の良さ、繊細さなど「Made in JAPAN」に対する日本製品への信頼が喜ばれる理由の一つと言えます。

我々日本人が海外へ行ってもらうお土産や記念品でも同じかも知れませんが、日本で買えるものをいただいたとしてもあまり感動が伝わってこないはずです。
海外へ持って行く日本からの贈答品や、外国人に喜ばれる日本のお土産は、現地ニーズに合わせてカスタマイズされた日本製品ではなく、現地では手に入らない日本で売られているそのままの製品をお渡しするのが喜ばれるでしょう。

オンラインショップで購入するおすすめの伝統工芸品10選

七宝焼き 飾皿
七宝焼きは陶器と違い銅板にガラスの釉薬を焼き付けたもので割れにくく、海外へのハンドキャリーや発送に適しています。
七宝焼きのデザインの多くは花鳥風月や富士山などの日本の代表的な図柄に構成されているものが多ため、海外への贈り物や記念品として大変喜ばれます。
まさに伝統工芸品の王者にふさわしい記念品です。
花台やL字型のプレートに名入れ彫刻することで美術館のように飾っていただくことができます。

七宝焼き 額
弊社七宝焼きの額は海外発送のことも考え、5万円以上の額にはガラスではなくアクリル板を取り付けております。
伝統工芸品として世界中にもファンの多い七宝焼きは、陶磁器にはない透明感と、鮮やかな釉薬の下からのぞくきらきらとした銀の輝きが特徴です。
海外支社の創立記念や竣工記念の記念品として選ばれております。
企業様のお土産選びでまよったらこれ!
会津漆器 屏風
漆器は木製の板に漆を塗って光沢を出しているので割れたり壊れたりがしにくい商品となっています。
漆は東洋特有のもので、日本・中国をはじめベトナム・ミャンマーなどで発達しましたが、日本のものは世界的に名高く、英語で磁器を”china”と呼ぶのに対して、漆器は”japan”と呼ばれるほどです。
箱を開けた時の”漆の香り”も外国人にとっては日本を感じる瞬間のようです。
高岡銅器 兜
「勝って兜の緒を締めよ」
ここ最近急上昇の日本のお土産です。
持って行くのに少し大変かもしれませんがここぞと言う時にお使い下さい。
実物は迫力満点で喜ばれる事間違い無し!
400年の歴史を持つ高岡銅器の兜は、戦国時代の武具としての機能もさることながら、伝統美術の分野において世界的な逸品として注目を集めている存在です。
大阪錫器 タンブラー
錫器が日本に伝わったのは今から約1300年前といわれ、奈良正倉院宝物に錫製薬壷・水瓶などが数点保存されています。
金、銀に並ぶ貴重品であった錫は宮中でのうつわや有力神社の神酒徳利、榊立などの神仏具としてごく一部の特権階級のみ使用されてきました。
古くから「錫の器に入れた水は腐らない」や「お酒の雑味が抜けて美味しくなる」などと言われ酒器や茶器などに使われました。
金属でありながらも人肌に馴染む錫を、生活の様々なシーンでお楽しみいただけます。
お値段もお手頃で、日本からのお土産として個人に送るのであれば、非常に喜ばれますよ。
東京銀器 置物
銀器の扇立てや木札などの置き物は固定されておりますので届いたら中身がぐちゃぐちゃになっているような心配はありません。
思ったよりも小振りで繊細な贈り物となるでしょう。
銀は白く輝く金属『しろがね』とも云われ、その輝きから『純粋』『無垢』を象徴しいつの時代も神聖なものとされて来ました。
天駆ける鶴と長寿の亀が吉祥の祝い心を込めて感謝の気持ちを贈ります。
金沢金箔工芸 屏風時計
日本の金箔生産量の98%以上を占める金沢。
金箔は、金閣寺や日光東照宮などの歴史的価値が高い寺社仏閣をはじめ、漆器、陶器などさまざまな工芸品に使われています。
日本のデザイン、持ち運びにコンパクト、実用性と三拍子揃った屏風時計は海外への日本のお土産として人気の商品です。
デザインやサイズも豊富に取り揃えておりますのできっとイメージにピッタリなお土産が見つかるはず。
江戸切子 花瓶
梱包は商品にエアパッキンしたものを、桐箱や化粧箱に入れて納品致します。
昭和60年に東京都の伝統工芸品産業に指定、平成14年には国の伝統工芸品にも指定されまさに日本を代表する伝統工芸品となりました。
人気があり過ぎて品薄状態が続いている江戸切子は在庫があったら買い時です。
贈答用にふさわしい桐箱に入れてお届けします。
お花を活けるのはもちろん、そのままでもインテリアとしてお楽しみいただけます。
高岡銅器 置物
梱包は組み立て式になっているためガラス面も破損の心配が少ない商品です。
宝船とは、七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船です。
宝船には珊瑚・金銀・宝石など、様々な宝物が積み込まれています。
そのため宝船はおめでたい船とされ、この船に七福神が乗っている様子をかたどった置物などが縁起物として親しまれています。
日本で最初に国の伝統的工芸品産地の指定を受けた高岡銅器の置物は、海外ビジネスを成功に導き日本文化を世界に発信する記念品といえます。
紀州蒔絵 文庫
これぞ日本の伝統工芸品。
海外には絶対にありません。
書類だけでなく大切なものも保管したくなる至極の逸品です。
大切なお客様への記念品としていかがでしょうか。
伝統技法を継承する職人が一つ一つ丁寧に仕上げた蒔絵記念品をお楽しみください。

まとめ

インターネットの時代が到来して早30年。
日用品や洋服などオンラインショップで購入することが簡単になった時代に、伝統工芸品をオンラインショップで買う、探す人は年々増えています。
百貨店などの実店舗より、品数が多く、スピーディーに簡単に購入できるオンラインショッピングは、忙しいビジネスマンにとって出張前の日本のお土産や、取引先への贈答品選びに最適なツールかも知れませんね。
ギフトサービスや名入れなどのオプションサービスも充実しているショップが多いのも魅力の一つかも知れません。
是非伝統工芸品をオンラインショップで購入する際のヒントにお役立てください。

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